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文科系アウトドア派のんびり遊楽人

12色フィールドボックス

March 1, 2009
ウィンザー&ニュートン社ハーフパン12色フィールドボックス
オレはこれまで携帯用水性絵の具は日本製のクレタケのPHYSを愛用してきた。

オレの絵手紙で使ってきた絵の具はすべてこのセットじゃ。



でも、以前からあこがれていた携帯用水彩絵の具セットがあった。

それが、ウィンザー&ニュートン社のハーフパン12色フィールドボックスだ。



それは、オレが好きなダッチ・オーブンの大御所である菊池仁志氏の本で使われているからじゃ。

ご存じの方もいるかもしれないけど、彼はエルメスのピッグスキンダイヤリーというシステム手帳にイラストを書き込むことで有名じゃ。イラストを描く時のペンネームはピエトロと名乗っているのじゃ。

洒落たダイヤリーのリフィルに鉛筆、ペンでイラストを描き、それをすべてこのセットで色をつけている。

「ダッチ・オーブンと行くロッキー山脈冒険ノート」の54ページでこのことを紹介している。

<十年前、この手帳を見付けたとき、初めて日記をつけようと思った。三年前、この携帯用水彩道具を知ったとき、絵を描きたいと思った。両方に共通しているのは、美しくて、機能が優れている点である。以来、多くの時間を共に過ごしてきたが、この二つだけは僕の期待を裏切らなかった。傷の一つ一つが掛替えのない勲章である。>

そして、オレもそれから数年かかって、手に入れた。



小ぶりでパレットと筆と水洗いが機能的にパズルのように美しい。

もちろん、発色も世界最高級である。



今回、クレタケのフェイスがあるのに新たに手に入れた理由の一つが色の違いじゃ。

フェイスの色は、黄、黄草、紅、黒、黄土、緑青、朱、白、だいしゃ、群青、藍、紫とすべて日本の風土に合った色なのじゃ。そのため、イラストのようなくっきりした色を描くのには適していないようじゃ。

というわけで、あざやかな西洋の色であるウィンザー&ニュートンのお出ましというわけじゃ。

ちなみに大きさは後者の方が1センチほど長く、高さは前者の方が数ミリ高いということでほぼ同じ大きさじゃ。

これから絵手紙礼状を描くときにはどちらで描くのか、はたまた水性色鉛筆で描くのか、楽しい選択ができるのじゃ。



絵手紙礼状を描くために人に出会うのが楽しみになってきたTackeyでした。


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